“新しいKyashカード”の詳細が公式で公開!
クレジットカードからチャージすることで、クレカのポイントとKyashポイントを二重取りできるお得なカード、Kyash。
そんなKyashに2020年からデザインがオシャレな新しいカードが加わると公式で発表がありました!
しかし、詳細をよく見てみると改悪されているような・・・・
本記事では現行リアルカードとの違いを検証していきたいと思います。
Kyash新カード概要。現行カードとの違い
Kyashの新しいカード(以下”Kyash新カード”とします)と現リアルカードの主な特徴は以下の通りです。
Kyash新カード | (Kyash Card) | 現リアルカード | (2020年にKyash Card Liteに名称変更予定) | |
発行手数料 | 900円 | 300円 | ||
ICチップ | あり | なし | ||
海外利用 | 可能 | オンライン決済のみ | ||
1回あたりの決済上限 | 30万円 | 5万円 | ||
月あたりの決済上限 | 100万円 | 12万円 | ||
ポイント還元率 | 1% | 1% | (2020年4月より0.5%) | |
月あたりの還元対象決済上限 | 12万円 | 12万円 |
月あたりの還元上限は変わらず。発行手数料がかかるだけで事実上の改悪?
上記の表で現リアルカードとKyash新カードを比較してみると、新カードは決済上限金額が増えて海外の店舗でも利用できるようになるので一見良さそうですが、ちょっと待った。
月あたりの還元対象決済上限が相変わらず12万円となっています。
ポイント還元率もKyash新カードの発行手数料900円を払ったからと言って上がるわけでもなく、1%のまま据え置きです。現行のリアルカードについては還元率が2020年の4月から1%→0.5%に下がるので、事実上の改悪でしょう。
まあ今まで発行手数料が無料にもかかわらずポイント還元が受けられていたので、それだけでもありがたいことですが・・・。タダで恩恵を受け続けることはできなさそうですね(^^;)
月あたりの決済上限が100万円になっているのだから、それに合わせてポイント還元の決済上限もにアップしていれば発行手数料を払ってでも作る意味がありそうですが・・・これでは大したメリットもない気がします。
しかも、Kyashは不正利用時の補償がありません。(公式サイトを見ると不正利用が発覚した場合には個別対応すると書かれており、損失補填等については一切触れられていません。)
1回あたりの決済上限が上がっても補償が何も無いとなると、万一不正利用されてしまった場合のダメージが大きくなりそうです。
それに、個人的には海外店舗でのカード利用こそ不正使用のリスクもあると思っています。(私の友人が海外旅行中に個人店でちょっとした食べ物を買ったのですが、後でクレジットカードの明細を確認したら二重決済されていたとのこと。)
また、ポイント還元対象外となる取引(Kyash公式サイト)には、交通機関への支払い(定期券の購入等含む)や税金等の支払いが含まれているため、日常使いでポイントを大量に貯めることは難しそうです。
もちろん使い方によってはお得になりますが(1回あたり5万円以上12万円未満の買い物を行うなど)、新カードの発行によって現リアルカードよりもお得になる人はだいぶ限られてくると思います。
リアルカードを無料で手に入れたい人は急いで!現リアルカード発行も有料に
なお従来のリアルカードも2020年初めにKyash Card Liteと名称変更され、さらには発行手数料が300円かかるようになります。
(2019年12月現在、具体的な変更時期は未定のようです。)
無料でリアルカードを入手したい方は、早めに作っておいた方がよさそうですね。
結局、新しいカードは作ったほうがいい?
私の場合:多分作りません。現リアルカードを2020年3月まで使います。
私の場合、多分Kyash新カードは作らないと思います。
Kyashサイト内やメルマガで結構なPRを打っていますが、上記で検証した通りメリットは大したことないかな・・・と思います。
現リアルカードでも還元率1%が維持される2020年3月いっぱいまでは、今まで通りチャージは最低限にしてコンビニやAmazon等の買い物でちょこちょこ少額利用する・・・という使い方をする予定です。
2020年4月以降は還元率が0.5%になってしまうので、使い続けるかどうかはわかりません。他にもっと良いサービスが出たら乗り換える可能性もあります。
それでも新カードを作る人へ。ポイント還元率の改悪には注意
それでも新カードを作るよ!という方へ。
今後ポイント還元率の改悪には注意したほうが良さそうです。
というのもKyashでは、2019年の9月いっぱいまではポイント還元率が2%でしたが、同年10月以降還元率が1%に変更されています。
対象店舗での決済は国からのキャッシュレス・消費者還元ポイントが別途2%もしくは5%付与されるため、一応利用者側には2020年6月いっぱいまでは最大3%or 6%の還元がありますが、2020年7月以降は還元率が1%に戻ることになります。
1%に戻ってもクレジットカードチャージによるポイント還元と合わせればまだまだ強いですが、更なる還元率の低下なども有り得るので今後も情報には注意したほうが良いと思います。