この記事を読まれている方の中には、子供のためにフルタイムで働きたいけれど、共働きになるのは無謀では?ぴったりな仕事はあるのだろうか?と疑問に思っている方もいると思います。
実際のところ、体力的にギリギリの状況ではありながらも、勤務条件ややり方次第では無理ではない、と感じている今日この頃。
この生活スタイルにも徐々に慣れてきたので、この記事では大変だったことやフルタイムで働き続けるのに必要だと感じた条件、うまくやるコツなどを振り返っていこうと思います。
小さな子供がいるけれどこれから働きたい!と考えている方々のために参考になれば幸いです。
※お子さんが3人の方だけでなく、1人、2人の方にとってもお役に立てる内容にしてあります。
- フルタイム共働き・3人の子育てはここが大変!
- 小さな子供を抱えてフルタイム勤務の仕事を探すならリモート可の職場を探すべき理由
- 仕事が始まってからうまくやりくりするコツ
3人の子育てをしながらのフルタイム共働きはここが大変!
我が家は5歳、3歳、1歳の子供が3人。夫は夜22時以降の帰宅がデフォルト。
3人の子育てをしながらフルタイム共働きをするときに大変だったことは、主に次の3つです。
- 自分の時間がとれない
- 朝の支度に時間がかかる
- 子供の風邪で保育園を欠席せざるをえないこと
自分の時間がとれない
フルタイムで働きながら子育てをすると、平日は自分の時間がほぼ無いと言っても過言ではないでしょう。
朝はぐずる子供を起こしてなんとかご飯を食べさせて保育園に連れていき、仕事が終われば子供たちの夕食の準備・入浴・汚れた服の洗濯・寝かしつけ等が待ち構えています。
帰宅後すぐにバタンキュー(古い)したいところですが、ここで寝てしまうと翌日に響くので、休む間もなく子供のお世話や片付けにとりかかります。
寝かしつけがうまくいけばいいものの、子供が2人、3人といると皆がベッドで飛び跳ね始めていつまでも寝ないなんていう事態になりかねないのはお子様がいる方ならわかってくださるかもしれません(^^;)
我が家ではうまく寝かしつけが終わっても21時、遅いと22時を過ぎてしまうことがあるので、そのあと自分のやりたいことをやるのは結構しんどかったりします。
職場・保育園が近い方ならやりようがあるかもしれませんが、クタクタになった状態でさらにスキルアップのための勉強!といった具合に全力を発揮し続けるのも難しく、どうすればよいものかと日々葛藤中です・・・。
朝の支度に時間がかかる
独身時代は、仕事に行くのに自分の身支度だけすればよかったものの、子供がいるとここに子供の分の準備時間がプラスされます。
自分の支度だけなら急げば30分くらで終わる私ですが、余裕をもって子供の分の準備をすると我が家ではプラス1時間はかかるため、親は毎朝家を出る1時間半前には起きなければいけません(^^;)
子供たちがスムーズに支度に協力してくれればよいですが、「今日はパンがいい!」「新幹線の靴下じゃないといやだ!」等の要望が出てくるとタイムスケジュールがすべて崩れます笑
子供が3人いる同僚も、朝と帰宅後は分刻みのスケジュールになると言っていたので、時間の使い方に苦労している人も多いのだろうな~と想像しています。
子供の風邪で保育園を欠席せざるを得ないこと
子供たちが通う保育園では、子供が風邪をひいている時は感染予防のため保育園を欠席してください、というルールが決められています。
軽い風邪なら問題ないパターンもありますが、少なくとも熱が出ていたらNGという決まりの施設も多いと思います。
幸い私の会社はリモートワークができるので、子供が保育園を欠席してもなんとか在宅で仕事ができますが、毎日職場に通わないといけない方にとって、これはかなり深刻な問題ではないでしょうか。。。
近所に風邪をひいている子供を見ていてくれる両親などが住んでいればまた話は別だと思いますが、インフルや手足口病、水ぼうそうなど感染力の強い病気の時には相手の生活もあるので頼りづらいですよね。
仕事を何度も休むうちに職場への罪悪感でいっぱいになってしまい、結局仕事をやめてしまったという声も聞くので悩ましい問題だと思います。
3人の子育てをしながらフルタイム共働きで仕事を続けるコツ
さて、ここからは3人の子育てをしながらフルタイムで仕事を続けるコツをご紹介したいと思います。
病気の子供の預け先を確保しておく
子供が風邪をひいてしまった。
でも、どうしても会社に行かなければいけない・・・。
という事態は起こりえます。
自分やパートナーが仕事を休んで子供と一緒にいてあげられれば、子供にとってもベストかもしれませんが、そうもいかないという時もありますよね。
そんな時に備えて、いくつか子供の預け先を確保しておくのがおすすめです。
例えば以下のような預け先です。
- 病児保育
- ベビーシッター手配サービス
- 近隣に住む親族
- ファミサポ
病児保育は、保育所や病院が開設する風邪をひいてしまった子供のための預かり施設です。(のちに詳しく記述)
ベビーシッターさんは病気のお子さんの預かりがNGの場合もありますが、シッターさんによってはOKとしているケースもあります。
幸い会社からベビーシッター券の補助が出るので一部は自腹となりますが、どうしてもはずせない仕事などがある場合はKIDSLINE(キッズライン)というサービス経由でベビーシッターさんに依頼しています。(1時間1800円程度~)
紹介コードなしだと登録時にもらえるポイントはもっと少ないはず(もしくはゼロ)ので、ぜひ使ってみてください。
(※ポイント数は2024年7月21日時点の情報ですので、今後変更になる可能性があります)
ファミサポとは自治体が主催しており、子供たちをサポートしたい一般家庭と、サポートを必要とする家庭をマッチングさせる制度です。私は利用したことはないものの、どうやらベビーシッターさんよりもお安いみたいです。(1時間1000円程度~)
ベビーシッター手配サービスは保育士の資格保有者が大半なようですが、ファミサポでは一般の方にサポートをお願いするシステムなので、予算感や安心感とのバランスを考えて利用してみるのもよさそうです。
常に子供の保険証と病児保育用の医師の診断書等を常に持ち歩いておく
一つ前の例で挙げた病児保育ですが、実はとっても利用しづらいことで有名です。
病児保育の利用を検討している人はこのミッションを極力スムーズに終えるため、子供の保険証や病児保育利用にあたり必要な医師の診断書の専用の用紙を常に持ち歩いておくことが大切です!
- 病児保育の利用申込書などの各種用紙を印刷する(自治体により異なる可能性あり)
- クリニックに受診し、専用の用紙に診断書を書いてもらう
- 病児保育室を予約する
まず、通常病児保育を利用するには、前もってクリニックに行き、医師からの診断書を書いてもらわなければなりません。
そしてこの医師の診断書は、(私の自治体では)クリニック独自の書類ではNGで、市のホームページから自分でダウンロード&印刷しておく必要があります。
※自治体により多少異なる可能性があるので、お住いの自治体はどうなっているか確認してみてください。
↓参考:港区の病児保育利用に必要な書類・港区HPより(2024年)(私は港区民ではありません笑)

↓参考:医師の診断書例(港区HPより(2024年))

さらに病児保育の予約受付時間は朝7時or8時~夕方6時くらいまでと限られていることが多く、予約もいっぱいであることが多いです。そして事前の予約は医師の診察後、病気の診断名がついてからでないと受け付けてもらえません。
これが何を意味するかというと、「保育園から発熱等で呼び出しがあったため翌日病児保育を利用したい」という場合、お迎えに行った当日中にダッシュでクリニックに行って診断書を書いてもらい、病児保育室が閉まる前に予約を入れなければなりません。
だいたい子供が熱を出すのは我が家の場合午後が多いため、子供のお迎え後に家に保険証を取りに行き、医師の診断書の様式を印刷してクリニックに行くのでは病児保育の予約受付時間に間に合わないのです。
病児保育は利用当日の朝でも予約を受け付けてもらえる場所も多いですが、システムが整備されておらず電話でしか予約状況がわからない施設も多く、医師の診断書があっても当日の朝になるまで利用できるかわからない、というドキドキハラハラな事態もしょっちゅうです。
これを回避するには、子供をお迎えしたその足ですぐにクリニックに行けるようにしておくのがベスト。(もちろんお子さんの体調次第ですぐにクリニックに行けない、ということもあるかもしれませんが・・・)
子供の保険証や病児保育の各種書類等は、常に持ち歩いておくのがよいでしょう。
リモートワーク可能な仕事を探す
子育てしながらの勤務は、実は仕事選びの段階からかなり重要です。
職場への出勤が必要な仕事は絶対にやめてください、とまでは言えませんが、週に数日でも良いのでリモートワーク(在宅勤務)ができる仕事は万一の事態を考えると本当におすすめです。
うちの職場もリモートワーク可能なためか、経営陣含め働くパパママが多数です。(おそらく職員の半分くらい)一応週2,3回は出社するようにと言われていますが、子供が1人ずつ順番に風邪をひいても、夫と交代で在宅勤務(場合により半日休暇をとるなど)をしたり、病児保育などを併用してなんとかなるレベルです。
また多少の中抜けOKの職場で週に何日かリモートワークにしておけば、急な発熱などによる呼び出しがあっても割とすぐにお迎えに行けるので、自分としても子供としても安心感は大きいです。(発熱の呼び出し後、オフィスから1時間かけて戻った時は待たせてごめんよ…と思ったことがあります💦)
病児保育やベビーシッターなどは日によっては予約がいっぱいで利用できないことがあるので、やはり自分で子供をお世話する可能性は考えておかなければなりません。
別の記事(育休中に転職成功したママの体験談!内定を勝ち取るためやったこと)でも書いてますが、根気次第で小さな子供がいても正社員として雇ってくれる職場はあるので、リモートワーク可能な仕事に絞ってあきらめずに就活するのはおすすめです!
3人抱えてのフルタイムの共働きは入園直後が鬼門
ただ保育園に入りたての時期は子供の免疫ができていないことからどうしても風邪をひきやすくなっているため、結構キツい部分もあるかもしれません。
最初の2か月~3か月は、3人の子供のうち毎週誰かが欠席しているような状態で、いくらリモートワークができても業務に集中できない時間が出てきます。
最終的には近くに住んでいる親族にお願いするのも申し訳ないので父母である自分たちが何度も欠勤する、という状態になってしまいました。
入園してから半年を過ぎた後はあまり風邪もひかなくなってきました。しかし、子供を育てながら働く親自身の体力などの兼ね合いもあるので、3人育児をしながらのフルタイム共働きは「なんとかならないこともない」というレベルであり、手放しにおすすめできるとは言い難いのが現状です。
それでもお金は必要だし、じゃあ一体どうすればいいんだー!という声も聞こえてきそうですね…。
そんな方におすすめしたいのは、正社員ではなくフリーランスでPCを使ったフルリモートのお仕事を探すことです。
私は子供がまだ2人だった時は、やはり在宅で仕事をしていました。こちらはフルリモート・かつ毎日の時限は存在しない業務だったのでなんとか仕事をこなせていました。(要は、ざっくり〇月〇日までにこのタスクを終わらせておけばよいといった感じで、タイムリミットが比較的長いスパンで設けられている業務でした)
当初この仕事を見つけたのはCrowdWorks(クラウドワークス)というフリーランス向けの在宅のお仕事が探せるサービスです。
もともとこちらでメールでひたすらお問い合わせの返事をするという業務でしたが、他にもお子さんがいて同じ仕事をしている方もいらっしゃいましたね。時々同僚のママさんとは、やっぱり子育て中だと自宅で自分のタイミングで仕事ができるのが一番いいよねなんて話で盛り上がっていたりしました(笑)
上の記事では、実際に仕事を探したり、報酬を受け取るまでの流れなどを紹介しているので一度読んでいただけるとよりイメージが深まると思います。
ネットだけでやりとりする仕事って怪しいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、仕事を始める前に相手とメールやZoom等でやりとりし、変な人じゃないかな?と見極めるタイミングも持てるので、ネット経由の仕事だからと必要以上に警戒する必要もないのでは、と感じています。
以上、3人の子供がいてフルタイム共働きをしてみた感想や、うまくまわすコツ?のようなものを紹介してきました。
個人的には正社員という守られた立場に落ち着けるのは精神的にも安定しますが、ライフスタイルやお子さんの体力、さらにはご自身の体力次第ではクラウドワークスのようなWebサイトでパートタイムのリモートワークを探すのも全然アリだと思います。
クラウドワークスでの仕事に慣れてきたら、自分をレベルアップさせていくためにウェブ系スキル(ウェブデザインやウェブマーケティング等)をつけていっているママ友の例もあるので、一口にリモートワークといっても事務職だけでなく色々ありますよ。
当サイトではクラウドソーシングサイトで自分を売り込んでいく強みを作るため、ウェブデザイン関係の情報も発信していますので、よかったら他の記事ものぞいていってくださいね。
みなさんに合ったお仕事が見つかりますように!
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